前回同様に今回もカビについてお話させて頂きます。
家の浴室でカビが生える場所?と質問するとあなたはどこと答えますか?
壁ですか?蛇口付近?浴槽とタイルの間?そうですね。
では、天井は如何でしょうか?
天井にもカビがおります。
壁や床のカビが掃除してもすぐまた生えてくるのは、
天井に生えているカビが原因です。
天井のカビですが、胞子(カビの種のようなもの)をつくっていて、
胞子を飛ばして生活環境を広げます。
前回もお話ししました通り、カビが育つためには栄養分が必要です。
浴室にてカビの栄養となっているのは、
体を洗う際にでる皮脂や垢(タンパク質)です。
これらの成分が湯気やシャワーの水しぶきによって周りに飛び散ります。
このようにして天井にもカビの栄養分がつきます。
その量は床や壁に比べて少ないため、カビは薄く広く生えます。
そのため、目には見えにくいのです。
〇カビは生えてしまうと面倒なので、まずは予防しましょう!
・換気する
カビは60~80%の湿度を好みますので、湿度を下げるために、換気をしましょう。
入浴後だけでなく、1日中できれば良いですね。
・水分を拭きとる
タイルの目地、ゴムパッキン、床と壁の境目など、カビが生えやすい部分は
水分もたまりがちですので、こまめにふきとりましょう!
・こまめに掃除する。
カビが繁殖する際に栄養になる皮脂、垢、髪の毛などをこまめに掃除して
取り除きましょう!
天井も普段から掃除用モップに雑巾を挟んで拭くだけで効果があります。
・カビの生えにくい収納にする
シャンプーなどのボトルは床に直置きしないでラック等にいれる。
ブラシやスポンジも吊して水分を切る。(掃除用も含めて)
〇カビが生えてしまったら
①ブラシでこすった後、洗剤をつかいましょう。
カビ用洗剤(塩素系)をスプレーする前に、水をかけながらブラシでこすります。
軽いカビならこれだけで落ちることもあります。
落ちないカビにはカビ用洗剤をスプレーします。
②トイレットペーパーなどを使用して、カビの部分に湿布します。その際にラップなどで
湿布のペーパーが落ちないようにするのが効果的です。
③10分~20分後、湿布しているペーパーを外し、水洗いします。
(換気しながら、乾燥させます。洗剤が残っていると新たなカビの原因になることも
ありますので、しっかり水洗いしましょう!)
ゴムパッキンや目地等には、ジェル状の洗剤があります。直接塗れるペンタイプなので、
たれずにご使用頂けます。
カビの発生を防ぐ燻煙剤(くんえんざい)を使用する場合でも、先にカビは落として
から使用した方が良いでしょう。(カビ取り剤ではないので)
燻煙剤は、水を入れて床におくだけで、銀イオンの煙が浴室の隅々まで行きわたり
カビの繁殖の原因となる天井のカビは勿論、全体のカビに効果があります。
(1~2か月間位効果があるのではないでしょうか)
使用後(終了後)は洗い流さず、十分に喚起をして下さい。
繰り返し使用することにより、効果が長続きします。
最後に、カビの栄養となる汚れをためない為にも、浴室のお掃除は欠かせません。
浴室は年間を通して気温や湿度が高く、カビにとって好都合の環境です。
定期的に掃除をして、カビに発生を防ぎましょう!!
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参考図書:菌・カビを知る・防ぐ60の知恵(日本防菌防黴学会)